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汚部屋からの引っ越し??脱出??再出発??
色々な物で溢れ返ってしまった… 家の中… 汚部屋…。
引越しをしたいけど、今の状態では…
結論から言いますと、引越し業者の方は、あくまで引越し作業だけなので、汚部屋、ゴミ屋敷の対応は出来ません。
その為、引っ越す前に部屋を片付ける必要があります。
そこで今回この記事では、汚部屋からの引っ越し??脱出??再出発??など関連を紹介していきます。
Let’s スタート!
散らかり具合での引越し見積もり
⑴一応床は… 見えている…
⑵床は… でも家電は!
⑶足の踏み場が…
⑷所謂…
解説
⑴一応床は… 見えている…
汚部屋でもこのレベルなら、見積もりするには問題ないと思います。
モノや衣類などが散らかっていても、床が見えている状態なら足の踏み場が十分にあるので、部屋の中を動く事ができるからです。
また、家電や家具などがモノで埋まっておらず、見えている状態ならOKだと思います。
このくらいであれば、見積もりのスタッフは荷物の量がどのくらいか把握する事ができます。
但し、見積もり前に、生ゴミなどは捨てておく方が良いと思います。
⑵床は… でも家電は!
このレベルの汚部屋も、見積もりは可能です。
床がモノで見えない状態になっていると動きにくい為、時間はかかりますが、荷物の量は確認できます。
できれば、事前にダンボールに放り込むだけでいいので、ある程度片付けて床が見えるようにしておくと、見積もりがスムーズになると思います。
⑶足の踏み場が…
このレベルの汚部屋になると、引越し時の荷物の量を正確に判断するのが難しくなります。
足の踏み場がない為動きにくく、さらに家具までもモノで覆われてしまっていると、荷物の量が分からない為、少し余裕を持って荷物をカウントする事になります。
そうしないと、当日、後から後から荷物が出てくるようでは困るからです。
このような汚部屋の場合も、床が見える程度には段ボールなどにモノをまとめ、ゴミは捨てておくと良いと思います。
⑷所謂…
室内に入れないくらいの汚部屋に関しては、引越しの見積もりを受けてもらえないケースが出てきます。
このような場合は、引越し会社、業者の前に片付け業者や清掃業者などに依頼し、室内の片付けと清掃を行って下さい。
引越し業者の方でも片付けなどを受けてくれる場合がありますが、断られてしまう事が多いようです。
訪問見積もりが嫌な場合の方法
どうしても引越しの訪問見積もりが嫌な人は、以下の方法を使う事で訪問見積もりを回避して引越し見積もりを取る事ができます。
⑴webで見積もり
⑵電話のみ…
⑶単身引越しパック
解説
⑴webで見積り
WEBを使った引越し見積もりサービスの一部では、訪問見積もりなしで引越しの見積もりを取る事が可能です。
・引越し革命 ラク越 = webで入力(写真不要)
・サカイ引越センター ささっと予約 = webで入力(写真不要)
・サカイ引越センター スマート見積もり = LINEで部屋の写真を送信
・はやぶさ引越しサービス LINE@見積もり = LINEで部屋の写真を送信
・キタザワ引越センター K‐chat = ビデオチャットで部屋を確認
・アップル引越センター LINEでオンライン見積り = LINEのビデオ通話で家財の確認
WEBのみで引越し見積もりがとれるサービスの場合でも、荷物量の確認の為、写真やビデオで部屋の中を確認される事があります。
部屋の中を他人に見られるのが嫌だという人は、部屋の撮影が不要な見積もりサービスを利用する方法もあります。
⑵電話のみ…
荷物量の少ない単身引越しであれば、電話のみで引越し見積もりを完結する事が可能です。
・サカイ引越センター = ○(可能ですが、訪問見積もりを推奨)
・アート引越センター = ○(単身者のみ)
・アリさんマークの引越社 = ×
・日通 = ○(単身者のみ)
※最新の情報は、各引越し業者で確認して下さい。
電話による引越し見積もりは、荷物量が少ない単身引越しのみに対応している事が殆どです。
荷物が多いと全体量の把握が難しくなるので、見積もりに大きな誤差が発生してしまう可能性があるからです。
電話見積もりは、制約がありつつも部屋を一切見られる事がなく見積もりを取る事ができるのは大きなメリットになります。
⑶単身引越しパック
単身引越しパックを使う事で、訪問見積もりを回避する事が可能です。
単身引越しパックはコンテナに積み切れるだけの荷物を輸送してくれるサービスです。
コンテナに載る分しか荷物を運べないので、依頼者の荷物量を業者が精緻に把握する必要がありません。
その為、訪問見積もりや部屋の写真送付が不要で引越し見積もりを取る事が出来ます。
・日通 引越し単身パックS = web又は、電話
・ヤマトホームコンビニエンス = web
・サカイ引越センター サカイの小口便引越しサービス = web又は、電話
3つの方法を使えば、訪問見積もりなしで引越しの見積もりをもらう事ができます。
部屋の片付けが間に合わない人や、どうしても部屋を見せたくないという人は利用を検討してみて下さい。
引越し業者に依頼
引っ越し業者もゴミ屋敷・汚部屋清掃業者と同じく、実績があり価格に自信のある業者を選ぶと交渉がしやすくなると思います。
評判などもチェックし、慎重に検討して下さい。
できるだけ費用を安く抑えたい場合は、繁忙期の3〜4月や9〜10月は避けて、閑散期の1月・6月・11月などを狙ってみてはいかがでしょうか。
引越しをきっかけに…
⑴タイムリミット
⑵見直すチャンス
⑶逆算
解説
⑴タイムリミット
引っ越しには曖昧な日にち設定がありません。
引っ越し業者にはピンポイントで日時を指定する必要がありますし、部屋の貸主にも【何月何日までには退去する】と通知します。
引っ越しをするという事は、汚部屋の片付けに明確なタイムリミットができるという事です。
約束した日までに片付けや引っ越し作業が終わらなければ、業者とトラブルになったり、貸主に違約金が発生したりする可能性があります。
退去予定日を過ぎて居座れば延滞料金も発生します。
間に合わないでは済まされません。
○○日までに引っ越さねば、トラブルになるという意識が強制力となり、片付けの方法や手順を現実的に考えるようになると思います。
⑵見直すチャンス
引っ越しでは、業者に頼む荷物が少ないほど、コストを抑えられます。
汚部屋のゴミや不用品を詰め込めば引っ越し費用が嵩む為、必然的に、必要・不要の分別を行うようになると思います。
汚部屋にあるもの全てを捨てる又は、新居に持っていくと分ける必要がある為、今まで放置していた物に対しても、これは本当に必要か?と見直すようになるのです。
3つの費用
ゴミ屋敷・汚部屋からの引っ越し費用は〈片付け〉〈引っ越し〉〈退去〉に費用がかかります。
⑴片付け
⑵引越し
⑶退去
解説
⑴片付け
ゴミ屋敷・汚部屋の片付け費用は、ゴミの量、スタッフ数、現場の状況などで異なります。
・乗せ放題プラン相場
乗せ放題プランとは、トラックに載せられるだけのゴミを定額で処分できるプランです。
諸経費や階段費用、スタッフの追加などのオプション費用も含まれている場合もあるので、業者に確認して下さい。
また、4tトラックのように大きなサイズを持つ業者もいるので、ゴミ屋敷でも意外と安く片付ける事ができます。
・軽トラック(1R~1K) = ¥2万~3万
・1.5㌧(1K~1DK) = ¥4万2000~5万
・2㌧(1LDK~2LDK) = ¥6万2000~7万5000
・4㌧(3LDK以上) = ¥9万~12万
のせ放題プランのある業者の方が安く費用を抑えられるので、対応している業者がおすすめです。
のせ放題プランのない業者の場合、間取り別の費用相場を参考にします。
ゴミの量などで大きく金額が変わるので、目安として参考にしてください。
・間取りの相場
・1R、1K = ¥3万~8万
・1DK = ¥5万~12万
・1LDK = ¥7万~20万
・2DK = ¥9万~25万
・2LDK = ¥12万~30万
・3DK = ¥15万~40万
・3LDK = ¥17万~50万
のせ放題プランではない場合、基本料金などの諸経費が必要な場合もあります。
・諸経費の相場
基本料金 = ¥3000~6000
人件費 = ¥3000~5000
車両代 = 軽トラック ¥3000 2㌧トラック ¥8000
業者により必要ない場合もあるので、依頼する前に確認して下さい。
・ハウスクリーニング費用の相場
・1K~1DK = ¥2万4000~4万6000
・2LDK~3DK = ¥4万5000~9万1000
・3LDK~4DK = ¥7万~11万6000
・箇所別の相場
・台所 = ¥1万2000~2万
・換気扇 = ¥6.500~1万8000
・風呂場 = ¥1万2000~1万8000
・トイレ = ¥6000~9000
・エアコン = ¥8000~1万5500
・洗面所 = ¥7500~1万
ハウスクリーニングは、対応していない業者もいます。
別に依頼すると割高になるので、必要な場合は対応している業者に依頼して下さい。
⑵引越し
引っ越し費用は距離や荷物の量により費用が異なります。
単身者と2人家族の費用相場を距離別に紹介します。
・単身者
~15㎞ = ¥4万3000~5万6000
~50㎞ = ¥3万8000~4万9000
~200㎞ = ¥4万5000~6万4000
~500㎞ = ¥5万4000~8万
~500㎞以上 = ¥6万4000~9万9000
・2人家族
~15㎞ = ¥6万4000~7万
~50㎞ = ¥7万~8万8000
~200㎞ = ¥8万6000~11万5000
~500㎞ = ¥11万~15万
~500㎞以上 = ¥15万7000~21万
費用を抑えたい場合は、できるだけ近い距離で荷物を少なくする事がコツです。
また、自家用車で運ぶなどしても安く抑えられると思います。
⑶退去
ゴミ屋敷・汚部屋の退去は原状回復費用が必要な場合もありますが、支払わなくても良いケースが多くあります。
また、退去時のクリーニング費用は、入居時(敷金)に支払っている場合があるので確認しておいて下さい。
しかし、汚れが酷い場合は追加のクリーニング費用が必要な場合もあります。
ガイドラインを参考にすると、借り主が支払いの必要があるケースは…
・わざと破損、汚損させた
・不注意や管理を怠った
・煙草やペットなど通常では発生しない傷や汚れ …など。
それ以外に自然と劣化した場合は支払う必要はありません。
また、壁紙や床などは耐用年数と言って、価値のある年数が決まっています。
例えば
クッションフロアやクロスは6年などです。
その為、耐用年数を過ぎた箇所は価値が1円になり、過ぎていない場合も耐用年数分を差し引いて請求するのが普通です。
必要以上に請求してくる不動産会社もいるので、注意をして下さい。
契約書の確認と、請求された部分の耐用年数の確認などを行い、交渉できる材料を揃えて安く退去できるようにして下さい。
見積り前に…緊急対策
引越しを依頼するには、とにかく見積もりをしてもらわなくては、なりません。
でも、汚部屋では見積もりもしてもらえない可能性があります。
見積もり前に、緊急対策として最低限やっておくべき事を紹介していきます。
床を…
まず最初に、床が見えるようにしましょう。
足の踏み場を確保しておかないと、部屋の広さやモノの量を確認して回る事ができません。
その為、まずは動けるよう動線を確保して下さい。
ゴミは…
引越しの際、ゴミは運んでもらえません。
また、見積もり作業の妨げにもなるので、ゴミは捨てられるだけ捨てておいて下さい。
とりあえず…
汚部屋で散らかった物をすぐに片付けるのは難しいと思いますので、とりあえず段ボールに詰め込んでおきましょう。
引越し業者は、そのまま荷物の量としてカウントする事ができます。
この時、家電や大型家具を隠してしまっているモノから詰め込みましょう。
見積もりの際には、家電や家具が見えている事が大切です。
更に、必要なものと不要なものが分かる様にしておくと良いと思います。
捨てるものが区別できれば、引越し業者は不用品を荷物としてカウントはしません。
注意点
ゴミ屋敷・汚部屋からの引っ越しは大変な作業です。
スムーズに事が運んでも苦労するかもしれませんので、できるだけトラブルなく進めたいところです。
時間をかけても…
ゴミ屋敷・汚部屋は時間が経つ程ゴミの量が増えていくので、悩んでいるうちに掃除費用が高くなる事があります。
費用が高そう… ゴミ屋敷を見られたくない… などの心配はあると思いますが、費用を抑える為にも早めに行動すると、良い結果に繋がると思います。
当日までには…
汚部屋・ゴミ屋敷を片づけた後は、引っ越しまでの間で部屋を汚したり、ゴミを増やしたりしないようにしましょう。
当日に、引っ越し業者が対応できない可能性があるかもしれませんので、注意して下さい。トラブルの原因になります。
引っ越し費用や退去費用を抑える為にも退去までの間、綺麗な状態を保ち手続きに臨みましょう。
予算が…
予算が足りない場合でも、工夫すれば費用を抑えられます。
例えば
・生ゴミは処分しておく
・できるだけ自分で荷物を運ぶなど、自分にできる範囲の事を行えば、大幅に費用を抑えられる事もあると思います。
また、引っ越しとゴミ屋敷・汚部屋の掃除だと、ゴミ屋敷・汚部屋の掃除の方が大変なので、そちらに予算を割くようにして下さい。
リバウンドしない
汚部屋脱出に成功したら、次に注意したいのが新居を汚部屋化させない事です。
汚部屋化を防ぐには日々のちょっとした習慣が重要な為、普段から整理整頓、掃除、片付けを習慣づけるようにして下さい。
⑴開梱!
⑵習慣!
解説
⑴開梱!
汚部屋からの引越し後にありがちなのが、新居に荷物の入った段ボールを放置して、部屋を物置化してしまう事がありがちです。
これを防ぐには、ダンボールをすぐに開梱して整理・整頓する事ですが、ここでも注意点があります。
それは… ダンボールを片付けたいからと中身を適当に突っ込まない、入れないという事です。
荷物を段ボールから出すのは大切な事ですが、あとで仕分けよう… 次にしよう… などと考えてはいけません。
殆どの場合、あとで… のタイミングは来ませんので、そのスペースは混沌化すると思います。
物を収納する際は、収納する定位置を決め、整理整頓を徹底します。
物の場所をきちんと決めておけば、片付けも容易になる為、物が散乱するのを防げるはずです。
⑵習慣!
汚れが溜まる程、掃除にかかる手間、時間は増えていきます。
新居を綺麗に保ちたいなら、毎日ちょっとでも良いので、こまめな掃除を心がけ、汚れが小さい内に処理する事が重要だと思います。
水回りが汚れたらすぐに拭く、トイレに行ったついでに少しだけ掃除するなど、1つ1つにかかる手間は大した事ではありません。
面倒くさい!➡やってみよう!に気持ちが切り替われば汚部屋にリバウンドする事は、無いと思います。
毎日の暮らしの動作の中に、ちょっとでも片付けや掃除を取り入れるて、気を付けていれば、再び戻る事は無いと思います。
もう戻りたくない!と言う強い気持ちが大切だと思います。
もしも…汚いまま退去したら…??
結論からいえば、日頃から掃除をしており、部屋に目立った汚れや損傷がない場合は、退去費用は請求されません。
しかし、部屋がとても汚れていたり、備品が壊れたりしている場合は、部屋を元の状態に戻すのに敷金以上のお金が発生する為、高額な退去費用の支払いを求められるケースもあります。
退去時に支払った費用の平均額についてのアンケート調査によれば、1Rでも平均で6万9,000円ものお金を支払っている事が分かっています。
高額になりやすい
全く掃除がされていない状態でを退去すると、退去費用が高額になる可能性が高いです。
その理由は、部屋を借りている人には、原状回復義務と呼ばれる、部屋の中を入居時の状態に戻す義務が存在する為です。
例えば
借りていたアパートのドアを壊してしまったり、壁紙を汚してしまったりした場合は、その修繕費を入居者が負担する事になります。
勿論、日焼けによる壁紙の変色や、テレビや冷蔵庫裏の黒ずみなどの、経年劣化に対する修復義務はありません。
しかし、故意に壊した物や掃除をせず一般的な生活で生じる以上の汚れがあると見なされた場合は、借り主の負担として、退去費用(原状回復費用)を支払う事になってしまうのです。
高額な退去費用の支払いを避ける為には、退去前にある程度の掃除を行ない、なるべく部屋の中を綺麗な状態に戻しておくのが良いと思います。