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汚部屋で育った子供への影響は…??
部屋が汚部屋化した人の中には、子育て中… もしくは、これから生まれてくる… と言う方もいるかと思います。
しかし、子育て中だから片付け出来ない… と悩んで片付けを放棄してもメリットはありません。
そこで今回この記事では、汚部屋で育った子供への影響は…??など関連を紹介していきます。
子育て中に汚部屋になる原因
①余裕が無い
②判断が苦手
③物が無い状態では…
④ワンオペ
解説
①余裕が無い
子供の寝かしつけや食事、入浴など、毎日の子育てはノンストップで発生します。
子育てに加えて、家族の洗濯や買い物、場合によっては仕事が入ってくる方も多いでしょう。
子育て中に汚部屋になる人に多い特徴として…
・配偶者や身近な親族にサポートをお願い出来ない
・周囲にこの状況を知られるのが、恥ずかしい
このような状況では、当然部屋を掃除する時間の確保は難しくなります。
②判断が苦手
いつか使えるかもしれない… と放置してしまう事で、部屋がゴミで散らかった状態になる傾向にあります。
増え続ける物を整理する為にも捨てる事が重要です。
子供の玩具や洗濯物、通販で購入した品々などで部屋が溢れかえった状態が日常化していくと、汚部屋となるリスクが高まります。
通販やネットショッピングで買い物がより簡単便利になったことも原因の1つでだと思います。
今、より物を捨てる事に意識を向ける必要があるのです。
③物がない状態では…
部屋に、物が無い状態を寂しいと感じてしまい、片付けられない事で汚部屋化が進む人もいます。
大切な人や環境との別れなどによる焦燥感から、自分の心の隙間を埋めるように物を溜め込み始める人もいます。
その他、常にストックがたくさんないと安心できなかったり、そもそも汚部屋と感じていない場合もあります。
このような場合は、自分自身での片付けは難しいかもしれません。
友人や親族にサポートをお願いしたり、プロの専門業者に依頼するのが良いかもしれません。
④ワンオペ
現代では、核家族が多く、更に夫が仕事で遅く又は不在が多く、ワンオペ状態で育児をしているといった家庭は多いのではないでしょうか。
その結果、どうしても妻側に家事の負担が大きくなってしまい、育児と家事との両立が難しくなるといった人もいる様です。
そして、育児のストレスも大きくなり、夫の協力も得られないと場合によっては、ノイローゼ状態となってしまいます。
片付けをする気力も起きずに、どんどんと部屋が汚くなってしまうのです。
子育てあるある?
①片付ける余裕がない
②子供の物が増えて…
解説
①片付ける余裕がない
子供が小さいうちは子供に目が離せない為、家の片付けにまで気が回らない人は多いと思います。
更に、母親は育児だけではなく料理や買い物、場合によっては夫の世話もこなさねばなりません。
その上、仕事をしている母親なら更に時間を作るのは難しく、日常生活における片付けの優先順位は下がってしまいます。
②子供の物が増えて…
子供の玩具や絵本が増えすぎると、収納しきれずに散乱します。
子供が小さい時は、子供部屋を設けず、リビングなどで遊ばせる人は多いと思います。
リビングと子供スペースを共有すると、子供の持ち込む玩具や絵本と生活用品が、ごちゃまぜになって更に散らかります。
子供の物が増える程、収納場所が無くなる為、片付けしにくくなります。
特徴
仕事に… 育児に… 忙しいからといって、誰もが汚部屋になる訳ではありません。
汚部屋にしてしまう主婦には、どのような特徴があるのでしょうか?
①物が…
②捨て… られない…
③衝動買い
④片付け苦手
⑤床に…
⑥物が直ぐに…
⑦来客が…
解説
①物が…
汚部屋にしてしまう人の特徴として、とにかく家の中に物が多い事があげられます。
いつか使うから… といって、ガラクタなどの使わない物を取ってあるのです。
そして、収納スペースに収まり切れないくらいの物を押し込んでいる為、何がどこにあるのかも分からない状態となってしまい、使いきれない物で溢れ返っているのです。
②捨て… られない…
汚部屋の人は、物を捨てる事が苦手です。
その為、どんどん物が増えてしまいます。
片付けが苦手な上に、物を捨てる事も苦手としているのです。
いつ捨てればいいのか、分からずに溜め込んでしまう為に物が増えてしまい、捨てるタイミングを失ってしまうのです。
何年も使っていない物を、大切にしまい込んでしまっている方が多くいます。
③衝動買い
物が増えてしまう人の多くが、ついつい計画性もなく買ってしまう事があります。
セールや期間限定、数量限定などといった言葉に弱く、買わなくてもいい物を衝動的に買ってしまうのです。
その時の気分などで買ってしまう為、家に帰ってみると同じような物がいくつもあったり、便利そうだと思って買った物を結局使わなかったりと、家に物が溢れ返る原因を作っています。
④片付けが苦手
汚部屋の人の特徴は、片付けが苦手という所が根本にあります。
どこをどうやって片付けたらいいか分からずに、ずるずると片付けをしないまま放置してしまうのです。
他にも、片付けをするなら一気にやりたいと思っている人もいます。
どうせなら一気に完璧に片づけたいと思う為、手間も時間もかかってしまい、やる気も起きなくなってしまいます。
こまめに、ちょこちょこと片付けるというのが苦手という人が多くいます。
⑤床に…
家の中が片付いている家は、床に物が置きっぱなしになっていません。
掃除がしやすいように、綺麗に片付いています。
一方で、汚部屋の家は、床に物が置きっぱなしになっており、とりあえず何でも床に置いてしまうという特徴があります。
後から片付けようと思い、洗濯物を床に放置したり、買ってきた物を仮置きしたりと、どんどんと床に物が増えていってしまい、足の踏み場もないという状態になってしまうのです。
⑥物が直ぐに…
汚部屋の家では、物が溢れ返っている為、すぐに物が無くなり常に探し物をしているという特徴があります。
物の置き場所が決まっておらず、とりあえずで物をそこら辺に置いてしまう為、どこに置いたか分からずに、探す事になるのです。
そして、探せばある物を無いからといって、同じ物をまた買ってしまい、ハサミが家の中に5個も出て来た何て事もしょっちゅうあります。
物が増えてしまう原因ともなっています。
⑦来客が…
家に来客がよくある人だと、来る前に片付けをしたり掃除をしたりします。
しかし、来客が少ない家だと、片付けるタイミングが無く、汚部屋化してしまうのです。
誰かに見られるといった状況になると、自然と片付けも捗るのですが、誰も来ない家だと、片付ける気力も起きなくなってしまいます。
影響
汚部屋での子育ては、子供の心身に悪影響を及ぼしかねません。
また、今は大丈夫でも数年後や大人になった時に影響が出てくる場合もあります。
①アレルギーなど
②ストレス
③友達が…
④片付けられない…
解説
①アレルギーなど
汚部屋には、ダニの死骸や害虫の糞、埃などが溜まりやすくなります。
更に、絨毯やカーペットなどを使っている場合も、埃などを寄せ付けるので、アレルギーになる可能性が高まります。
なので、汚部屋で子育てをすると、アレルギーや喘息の症状を引き起こすリスクが上昇します。
その他にも
・目の痒み
・鼻炎
・ダニに刺される
・皮膚に発疹が出る
・気管支炎や肺炎 …など
特に、小さいお子さんがいる場合には、注意が必要だと思います。
②ストレス
人間には、脳と体を適度に休ませる時間が必要です。
特に、育ち盛りの子供には、必要な事です。
しかし、汚部屋の場合、散乱している洋服やゴミから、視覚・嗅覚・触覚などを通して情報が過多に伝わってきてしまいます。
なので、脳が休まらない環境にいます。(ストレスホルモンの1つである、コルチゾールが増加するそうです)
また、ゴミが生活スペースを圧迫する為、眠る為の十分なスペース確保も難しくなります。
そうなると、体をしっかりと休ませる事も難しいと思います。
結果として、慢性的なストレス状態が続く事になります。
汚部屋に帰る度に落ち込んだり疲労を感じたりなど、精神的にも不安定な状態となる可能性もあると思います。
③友達が…
子供が、学校に通い始めるとクラスに友達もでき始め、家に招かれる機会も増えてきます。
汚部屋が当たり前だと思っていた状況から、綺麗に整頓された家庭を見るようになる事で、自分の家との違いをはっきりと認識するようになるかもしれません。
そうすると、自分の家は汚いんだ… 他の家とは変わっているんだ… と劣等感を抱くようになる場合もあります。
劣等感から、友人から家に行っていいか尋ねられても断り続けるかもしれません。
また、汚部屋である事を友達に知られて、学校でからかわれ、噂の対象となってしまうケースも考えられます。
結果として、友達ができにくくなり孤独感を強く感じるような学校生活を送るようになる可能性もあるのです。
④片付けられない…
もし親が、片付けを全くしなければ、子供は片付けの仕方を知らないまま育つ事になります。
場合によっては、快適な生活を送る為には片付けが必要という意識そのものが育ちにくいかもしれません。
よく、子供は親の背中を見て育つ と言われる通り、子供は親の真似をして物事を覚えていきます。
言葉も母親の話す言葉を最初に覚えるように、生活の仕方や片付け方においても母親のやり方を真似るようになります。
結果として、将来大人になっても、片付けを苦手に感じる子に育つ可能性があります。
【整理整頓への意識が…】
物が散乱し、どこに何があるか分からない暮らしに慣れていれば、整理整頓について考える事もありません。
子供にとっては、部屋が汚い状態が普通の為、部屋が汚い… 部屋を片付けなければ… と考えが出てこないと思います。
整理整頓するには、綺麗に片付いた部屋のイメージが必要です。
しかし、汚部屋に暮らした子供にはそのような部屋を経験した事がない為、整理整頓を意識する事は困難になります。
【片付け方が分からない…】
物が散らからない様にするには、物を元の場所に戻さねばなりません。
その為には、物の定位置を決め、片付けやすいようにする必要があります。
汚部屋の暮らしに慣れている子供なら、どこに物を戻せば綺麗になるか… どこに収納すると片付くか… の判断が出来ない為、片付け方が分かりません。
汚部屋にある物の殆どは定位置がなく、置きっぱなしや脱ぎっぱなしの無法状態です。
親が片付け方を教えないなら、子供も置きっぱなしや脱ぎっぱなしに違和感を覚えなくなると思います。
部屋を綺麗にキープ
汚い部屋は、子供にとって悪影響しかありません。
将来、子供が片付け出来ない人にならない様に、自宅はキレイな状態をキープしたいものです。
①掃除の習慣
②子供の服や玩具
③子供部屋は…
解説
①掃除の習慣
部屋を汚部屋化させない為には、掃除を習慣づける事が重要です。
汚れが小さいうちは、掃除に手間はかかりません。
しかし、掃除をさぼって汚れが大きくなると、汚れを落とすのは手間と時間がかかります。
掃除が大変になれば、やる気が低下し、ますます掃除しなくなります。
掃除しない➡ 汚れる➡ もっと掃除しない➡ という悪循環に陥り、あっという間に深刻化すると思います。
掃除を習慣付けるには、掃除の時間や曜日を決めてしまうのが良いと思います。
長時間の掃除が負担になる人は、1カ所だけ… 短時間だけ… と掃除を決める方法もあります。
コツは、1度に大量の片づけをしない事です。
大量のゴミを前に、挫折してしまう可能もある為、範囲を決めて少しずつ行って下さい。
定期的に掃除すれば、部屋は汚れにくく、綺麗な状態を保ちやすくなります。
整理整頓は楽しいね… 綺麗になるって気持ちいいね… とアピールしながら掃除すれば、子供も、掃除は気持ちよいものだ… と頭にインプットし、片付けに肯定的なイメージを持ってくれると思います。
②子供の服や玩具
子供の物が原因で、部屋が散らかるなら、不要な子供服や玩具は処分してしまうのも1つの方法です。
サイズアウトした服は、状態を吟味し、再利用できそうな物のみを残します。
まだ着る服は、決まった数だけハンガーにかけ、状態が見えるようにしておくと、無駄に洋服が増えるのを防げます。
また、玩具の整理や処分をする際は、子供に必要かどうかを決めさせない方がベターです。
殆どの子供は、要・不要を感情的に判断する為、不要な物でも残したがります。
それに従っていては、いつまで経っても不要な玩具は減らないかもしれません。
玩具を処分する際は、要る?要らない?と聞くのではなく、どれがお気に入り?と尋ねる事をおすすめします。
この時、子供がお気に入りとして選ばなかった玩具は、子供によく言い聞かせた上で、処分しましょう。
但し、子供がかなり小さい場合は、お気に入りの判断も出来ません。
普段の様子をよく観察し、親がお気に入りを把握しておくのも1つの方法です。
③子供部屋は…
子供部屋は、親が片付けるのではなく、基本的に子供の責任で片付けてもらいましょう。
但し、いきなり全てを丸投げしても、子供だけでは片付け出来ません。
子供が片付けやすい様に、親は下準備が必要です。
具体的には
・間口の広い収納バケツを用意する
アイテムの収納場所には
・ラベリングしておく …などしてみてはいかがでしょうか?
こうすると片付けのハードルが下がり、子供だけでも判断しやすく片付けに導きやすいと思います。
片付けしやすい仕組みが整っていれば、未就学児でも1人での片付けは可能です。
どこに片付けると綺麗になるか… 効率がよいか… など考えながら片付ける為、続けていけば、片付けが上達すると思います。
また、1人でできた… ママが喜んだ… という経験が自信となり、子供は片付けに積極的に取り組むようになると思います。
専門業者に依頼
以下のような悩みがある場合、プロの片付け業者に頼るのも1つの方法です。
・引越しの為、片付けの期限が決まっている
・片付けたいけれど、何から始めたらいいか分からない
・片付け、掃除の時間の確保が出来ない
・周囲に汚部屋、ゴミ屋敷である事を知られたくない
費用や日取りについて相談する為にも、まずは見積もり依頼から始めて下さい。
作業は、ゴミの量、部屋の状態にもよりますが、短期間で終わると思います。
だいたい3社ぐらいを、目安に相見積もりをとると相場感がわかってくると思うので、安心出来ると思います。
戻らない為に…
せっかく綺麗に片付けても、同じ生活習慣を送る限り汚部屋に逆戻りする事は明白です。
片付け後、汚部屋に戻らない為には、片付けを習慣化する必要があります。
この機会に、生活習慣も改めてみるのもいいかもしれません。
ルールを決めて習慣化する事で、綺麗な部屋が保たれるようになると思います。
・使った物は、元の場所へ戻す
・ゴミを出す曜日と時間を決める
・何か1つ購入したら、1つ捨てる時
決めたルールを紙などに書き出し、毎日1つずつチェックしながら行う事で、習慣化を定着させる効果も期待できると思います。