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汚部屋になってしまう主婦の原因や特徴 脱出方法
気づいたら床・椅子・テーブルの上が物で溢れて、何をするにもモノを退かさなければいけない状況に陥っている主婦の方も居られるのではないでしょうか?
汚部屋は自分だけでなく、子供やパートナーの生活にまで悪影響を及ぼします。
そこで今回この記事(コラム)では、主婦の方が自宅を汚部屋にしてしまう原因など脱出方法についても紹介していきます。
片付ける時間が無い
現在、夫婦で育児に参加する方々も増えました。
とはいえ、夫は日中仕事に行き、その間の育児は主婦が行う。というケースはまだまだ多いと思います。
特に子供がまだ小さく保育園に上がるまでは、常に自宅で子供のお世話をしなければならないと思います。
子供相手にやるべき事はいくつもあります。
例えば
遊び相手になったり、おむつの替えなど、と盛りだくさんです。
子供が昼寝している間に少し片づけをしようと思っても、突然起き出したり、泣き出したりと…こうした育児で片付けの作業がストップしてしまうと、あまり進みません。
小さい子供からは特に目を離せない為、結局片付けは後回しになってしまいます。
また、折角片付けても部屋のモノに興味を持った子供が散らかす事もあります。
こうした事が毎日重なり、その結果片づけに専念できず汚部屋化にしてしまうという主な流れです。
育児・家事・仕事で疲れている
上記のような育児に加え、主婦は家事もこなさなければなりません。
共働きの場合は、ここに仕事も入ってきます。
【夫婦+小さい子供】と言う核家族世帯が多い日本では夫婦でこれらを分担しながら進めて行かなければなりません。
しかし現実には、家事・育児に関しては、主婦側に負担が偏る事も多いと思います。
仕事をしながら家事や育児もこなして忙しいので、当然心身共に疲れやストレスは溜まります。
そのため、片づけをするやる気や面倒になり、汚部屋化にしてしまうのです。(忙しいとは、心を亡くす事です)
このように汚部屋化になってしまう原因は、主婦側だけに問題があるのではなく、家事や育児を平等に分担できていない事にあると思います。
特に核家族世帯が増えている日本では、主婦側に負担がかかる傾向がまだまだ多くいます。
モノを捨てられない
子供がいると、成長と共に自宅にモノが増えていきます。
例えば
・ベビー用品 ・ベビーカー ・小さい頃の衣類 ・ランドセル ・学校で作った作品 ・プリント類 など
こうした物に、子供との思い出を感じて、捨てられない主婦の方もいます。
しかし、子供が小さい時に使っていたモノを今後使う事は、ほぼありません。
使わない物を溜めておいても、物が増え続けて汚部屋に進むだけです。
部屋をキレイに保つには、日頃から断捨離や整頓をする習慣を身に付ける事が必要です。
これは子供が使っていたモノに限った事ではありません。
壊れた家具や家電、もう着ない衣類なども、必要に応じて処分を考えた方が良いと思います。
汚部屋主婦の5つの特徴
①とりあえずが習慣化
②衝動的な行動が多い
③便利グッズや収納アイテムが好き
④時間に余裕が無い
⑤完璧主義
解説
①とりあえずが習慣化
家事や子育てに追われた事が原因で、主婦の中には「片づけまで手が回らないから、後で…」としてしまい、一旦床にモノを置くようになる方もいます。
本来、使った物は定位置に片づけた方が良いですが、忙しくなる事でその余裕が無くなり【とりあえずここに…】【仕方なく】がそのまま放置されるケースです。
ソファーやテーブルなど、いつもの生活に必要な家具が物置化すると言うのは、かなりモノが増えてる証拠です。
散らかった、散乱した汚部屋に近づくだけでなく、自身が家の中で休める場所も無くなってしまいます。
使い終わったモノ、飲み終わったペットボトルのメリットはありません!
捨てずについ放置してしまう事で、そのまま他のゴミも積み重なり汚部屋化のレベル・アップに…。
②衝動的な行動が多い
主婦の方の中には、育児や家事などによるストレスで衝動買いをする方もいます。
また、セール品、期間限定、数量限定などの言葉に惹かれて、必要無いモノを買ってしまう事もあります。
こうした衝動買いは【買う事自体が目的】になっている行為・心理です。
その為、購入したけど結局使わず(購入が目的なので、買っただけで満足してしまう為)にゴミになり、溜まる…と言う事が繰り返され汚部屋化に一直線!
③便利グッズや収納アイテムが好き
収納グッズを持ち過ぎてると言うデータもあります。
収納下手だから、汚部屋を作り出してしまうイメージがあるのに、収納グッズが多いと言うのは意外な印象を持ちますね。
そうなると、モノを整理する為にあるはずの収納アイテムが、家を散らかし汚部屋化にさせる原因となってしまいます。
注意点! 収納グッズが多いからと、そこに何とか入るだろう…と思い、油断をしてついモノを増やしてしまうわけです。
また、一応収納グッズ内には物が収まってはいるけれど、収納ケースが押し入れの中などに入らず、廊下に溢れていると言った本末転倒なケースもあります。
④時間に余裕が無い
子供の年齢が低ければ、低い程、子供の世話に追われ日々バタバタと過ごす事になります。
赤ちゃんと暮らしているとすると、その生活は想像以上に赤ちゃんとべったり一緒に過ごす事となります。
身の回りの世話だけでなく、散歩や遊びと赤ちゃんが起きている間は、ほぼ相手をして時間が過ぎて行くという日々を繰り返します。
ある程度子供の年齢が上がってきても、子供の世話などに時間がかかるのは変わらず、少し手が空いてなあ…と感じる様になるのは、子供自身が自分で身の回りの事が出来る様になる小学生以上になってからではないでしょうか。
そうなると、片づけなどに時間が割けなくなりますね。
⑤完璧主義
意外に思われるかもしれませんが、汚部屋を作り出す主婦の方は、完璧主義の傾向にある人も多いです。
完璧主義の方は、1度片付けをやり出したら、物がなくなるまでスッキリさせないと気が済まないという方も多いです。
掃除を始めたものの、途中で止めてしまう様な事になるなら、まとまった時間が確保できるまでは止めておこうと、掃除をするのを先延ばしにしてしまい、そうしている間に家がどんどん汚れて行く!という負のスパイラルに陥る事も良くあるのです。
汚部屋が家族に与えるリスク
主婦が汚部屋を作り出してしまう場合、気になるのが一緒に住んでいる家族に与える影響です。
当然一緒に暮らす家族にも不利益が生じます。
この場合、誰に1番不利益を及ぼすか?と言うと、その環境を覆す力を持たない子供です。
ここで実際の事例を一つ紹介します。
・「ゴミ屋敷がある」と近隣住人から通報を受け、向かった自治体の人が見たのは、身体中【虫刺され】の痕がある親子 でした。
見えている箇所だけでも50か所以上は刺された様な痕がありました。
大事な子供が虫に刺され痒がったりと苦しんでいる様子は見たくないですよね?
他にも家族に与える悪影響な事は存在します。
アレルギーの原因となる
虫刺されとも通じますが、家の中でダニが繁殖したらアレルゲンとなります。
※アレルゲンとは
アレルギー疾患を持っている人の抗体と、特異的に反応する抗原の事。 一般的には、そのアレルギー症状を引き起こす原因となる物質を言う。
感作はされているが、具体的な症状がある訳では無い人においても、その抗体と反応する抗原についてもアレルゲンと呼ぶ (ウイキペディア参照)
ダニやハウスダストが原因で喘息など病気を引き起こしてしまう恐れもあるので、決して軽く考えてはいけないのです。
子供がイジメに遭う
ゴミ屋敷の様な環境で過ごしている事をクラスメイトに知られたら… どうなってしまうでしょうか?
中には執拗に揶揄ってくる子もいますよね? しかも毎日とか…。
そんな事で子供が理不尽に虐められるようでは、余りにも可哀想です。
子供の衛生観念がおかしくなる
小さい頃から不衛生な環境で過ごしていたら、子供によっては「これが普通」「これは当たり前」と思って成長して行ってしまいます。
家をきれいにする、片づける、汚いと言った概念・自覚を持たないまま育っていってしまいます。
そうなると、学校や職場を乱してしまったりと、周りにいる人に迷惑かけてしまう事も考えられます。
このように汚部屋で暮らすという事は、自分だけの問題ではなく家族、とりわけ子供に多大な影響を与えかねないという事を覚えておかなければいけません。
ママ友や地域から孤立
ママ友や地域から孤立するリスクもあります。
汚部屋になってしまった理由には、精神面や身体面など色々な事情もありますが、事情を知らない人からは汚部屋住人=だらしがない人と思われてしまいがちです。
また、ママ友の付き合いでは相手の家に行ったら、次は来てもらうと言う暗黙のルールが存在しますので、家に呼べない?何かあるのでは?とあらぬ噂を立てられる事もあると思います。
汚部屋を一時的に片づけて人を招いたとしても、臭いや汚れ具合で清潔感の無さはバレてしまいます。
汚部屋がバレてしまう事を心配すると、人との付き合いが徐々に希薄になり、孤立を招きます。
離婚の危機
主婦が片付けられない事が原因で夫から離婚を切り出された実際の事例もあります。
妻が部屋を片づけられない事に耐えられず、一緒に住む事が苦痛になり、別居した時には法定離婚事由の第五項【その他婚姻を継続し難い重大な事由】として認められる可能性がもあります。
片付けていなかった証拠写真を収められていると、離婚原因が妻側にあると認められ別居時の生活費を請求される事もあります。
また、ネグレクトと認められると親権を取られるリスクもあります。
汚部屋は離婚・別居・別れの危機の始まりになり得ます。
※法定離婚原因とは、民法上、離婚の訴訟を提起出来る場合として定められている5つの原因のことをいいます。
不貞行為、悪意の遺棄、3年以上の生死不明、回復の見込みのない強度の精神病、その他婚姻を継続しがたい重大な事由 の5つです。
①不貞行為
「貞操権の侵害」ともいわれますが、配偶者以外の異性と性的関係をもつことです。
プラトニックなもの(ラブレターの交換等)は不貞行為とはなりません。
また、行為時すでに婚姻関係が破綻して場合にも、「不貞行為」とはなりません。
婚姻生活が完全に破綻した後に配偶者の一方が他の異性と関係を持ったとしても、離婚原因とは言えない、として不貞行為者からの離婚請求を認容した判例があります。(昭和46年5月21日 最高裁判決)
なお、不貞行為が認められた場合であっても、離婚の原因が「たった一度の浮気」のみ、という場合には、裁判所は離婚を認めない傾向があります。
【民法第770条2項】
裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。
②悪意の遺棄
生活費を渡さない、正当な理由無く同居に応じない、虐待によって一緒に生活が出来ない、などを「悪意の遺棄」といいます。
放浪癖、勤労意欲の欠如、家事労働の放棄、なども「悪意の遺棄」といえます。
配偶者が他の異性と駆け落ちして逃げてしまって2年以上が経つ、というような場合、
「3年以上の生死不明」には該当しませんが、「悪意の遺棄」には十分該当します。
③3年以上の生死不明
生死が不明な状態が3年以上続いている状態のことです。
行方不明の場合には家庭裁判所へ「失踪宣告」をする必要があります。
④回復の見込みのない強度の精神病
強度の精神疾患(痴呆、躁鬱病、偏執病など)で、回復の見込みがない場合のことです。
アル中・ノイローゼ・ヒステリーなどでは、なかなか認められません。
⑤その他婚姻を継続しがたい重大な事由
その他婚姻を継続しがたい重大な事由とは、婚姻生活の実態が完全に破綻している状態のことをいいます。
例としては以下のようなものがあります。
(1) | 肉体的暴力(暴行や傷害など) ※いわゆるDV(ドメスティックバイオレンス)のことです |
(2) | 精神的虐待(罵倒や侮辱など) ※これも一種のDV(ドメスティックバイオレンス)となります |
(3) | 勤労意欲の欠如 |
(4) | ギャンブル、浪費、借金癖 |
(5) | 犯罪による長期服役 |
(6) | 過度の宗教活動 |
(7) | 他方親族との不和 |
(8) | 性関係の不一致、セックスレス |
などなど。 |
汚部屋を防ぐ3つの習慣
①ものを増やさない
②収納場所を増やさない
③取っておく理由を探さない
解説
①ものを増やさない
衝動買いをしたり、物をなくして見つからず新しい物を買ったりするなど汚部屋化させてしまう主婦は、物を増やしがちです。
確かに、家事や育児などのストレスがあると、つい物を買ってしまいます。
特に100円ショップには、安くて手軽に買える物がたくさんあり、目移りします。
出費もそこまで大きくないので、つい買ってしまうものです。
しかし、安易にモノを増やすと言うのは、汚部屋化に繋がる行動です。
物が増える事で、床に直置きしたり、ソファーが物置化したりという現象が起きます。
物が増えなければ、片づけの手間もかかりません。
その為、ものを増やす時は「今、必要か?」という買う前に一度、考える事が大切です。
②収納場所を増やさない
収納場所を作ると「ここに置けばいいだろう」という考えになり、物を増やしてしまいます。
もちろん、生活に必要な物の収納場所は必要です。
しかし、収納場所が増えすぎて、不要な物まで貯める様になってはいけません。
主婦であれば、子供が大きくなったので新たな収納スペースが必要だ…という状況にならない限りは、安易に収納場所を増やさない様にしましょう。
どうしても、物が増えたら収納場所を増やすのではなく、【物を減らす】と言う方向性で考える事が大切です。
③取っておく理由を探さない
明確に使う理由がある物であれば、保管しても問題ありません。
しかし、「いつか使うかも…」の様に理由がはっきりしない物を保管していても、物を増やす=汚部屋化を加速させるだけです。
汚部屋を作る主婦の習慣10選
汚部屋は1日にしてならず…。
日頃の生活習慣からお部屋から汚部屋に生まれ変わっていってしまいます。
一度、習慣化してしまうと、なかなか脱出は難しくなります。
1・買い物した物をつい床に放置
2・ゴミは溜まってから捨てる
3・捨て方が分からないゴミは放置
4・保冷材はどんどん溜め込む
5・家にストックがあっても安ければ買う
6・玄関に靴が出しっぱなし
7・学校などからの手紙は読んだら放置
8・食器を直ぐに片づけない
9・取り込んだ洗濯物をすぐに畳まない
10・来客の予定がある時だけ掃除をする
解説
1・買い物した物をつい床に放置
服や雑貨類を買った時に、後で片付けよう…とついつい床に置いてはいませんか?
その日のうちに片付けられるのならば、良いのですが…やる事が多すぎてつい、忘れてしまっていたり、床に置かれたまま数日間放置されるようであれば、要注意です!
少し置いただけ…のつもりが、片づけをしない習慣作りへと繋がって行ってしまう恐れがあります。
2・ゴミは溜まってから捨てる
ゴミの収集日があっても、まだ余り溜まってないから次にまとめて出そう…という方は少なくありません。
ですが、これも溜め込んで行く習慣に繋がりかねません。
ゴミを溜めておくと悪臭や害虫の原因にもなります。
その為、ゴミはその都度出す事が大切です。
3・捨て方が分からないごみは放置
これは一体何ゴミになるんだろう?と迷うゴミってありませんか?
不燃ゴミなのか? プラスチックごみなのか? 何ゴミで出せばいいのか分からないから一旦放置と言う習慣は、よくありせん。
こちらも溜め込む、散らかりの習慣に繋がりかねないので、疑問はすぐに解消する方が良いと思います。
各自治体、市区町村に問い合わせてみるのも1つの方法です。
4・保冷材をどんどん溜め込む
ケーキを買うと横に付いてくる保冷剤。
持っておくと、お弁当の保冷や急な熱への対応に役立ち結構便利です。
折角貰えたのだから再利用しようとする気持ちは良く分かりますが、貰った分だけどんどん溜めて行くと、冷凍庫の場所を取ってしまいます。
また、貰った物を溜めていく習慣は、余分なストックを持つ事に繋がります。
保冷剤をストックしておくのは、○個までと言う感じで、自分ルールを決めておく事をおすすめします。
5・家にストックがあっても安ければ買う
スーパーなどの安売りでお得な物を見つけたら、家にまだストックがあっても飛びつく!と言う方もいると思います。
やがて使う物であれば、ストックを補充しても問題無いと思いますが、ついついストックを溜め込んでいるうちに、うっかり消費期限が過ぎてしまった経験はありませんか?
安売りは一定間隔でやっているものです。
過剰なストックを持つと、場所を取りますし、1度に買い込むのは、溜め込む習慣を作り出す1つです。
6・玄関に靴が出しっぱなし
玄関に家族の人数分以上の靴が並んではいませんか? 汚部屋になりやすい家の特徴は玄関にも表れると言います。
汚部屋を作り出しやすい人の玄関は、家族の人数分以上、靴などが出しっぱなしになっている事が多いのです。
すぐに履かない靴などは下駄箱にしまう、片づけるといった習慣が身に付けば、家の中を片付ける習慣にも繋がると思います。
なので、玄関が乱れがちな家は、室内も乱れていきがちであると言えます。
7・学校などからの手紙は読んだら放置
学校や幼稚園などから配布されるプリントは大量にありますよね。
その中にも不要なもの、不要になるまで期日があるものなど色々別れると思います。
その区分をせずまとめて机の上などに放置していると、大事な書類をどこに置いたか分からなくなってしまったり、机の上または家の中が汚く、散らかりの要因になってしまいます。
プリント類だからこそ、読み終えた後の放置は危険な行為です。
8・食器を直ぐに片づけない
2つの意味合いがあります。
・食べた後の食器をなかなか洗わない
・食器は洗うけど、そのまま放置 の2パターンです。
食べた後の食器を洗わないのは、衛生的に問題があります。
食器を洗うけど放置するのは、衛生面は良くても中途半端な使いっぱなし状態ですね。
9・取り込んだ洗濯物を直ぐに畳まない
取り込んだ洗濯物をついついソファーなどに放置していませんか? 洗い終わった山なのか?これから洗濯する山なのか?
また、畳んでいない山から次の日着る服を選んでずっと畳まないローテーションで衣類を着ているという方もいます。
悪くはないですが…出来たら断ちたい習慣と言いたいですね。
10・来客の予定がある時だけ掃除をする
普段は掃除をせず、来客の予定がある時だけパパっと部屋を片づけるという方もいるかもしれません。
いざという時に片付けられるという事は、汚部屋度はそこまで深刻ではないのかと思います。
ただ、いざとなったら片付けられる!と過信し過ぎると、気付いたら手遅れに…という事態にならない様に気を付けたいですね。
辞めても大丈夫な家事3ポイント
時間が無くて片付けられない主婦は時間を作り出す事が汚部屋脱出の最善の策です。
当たり前の様にこなしている家事を短縮させる事で1日、30分以上の時間を作り出す事が出来る様になると思います。
それぞれ可能な限り時間を短縮できる方法を選んで行きましょう。
1・丁寧な洗濯
2・手の込んだ料理
3・整理整頓
解説
1・丁寧な洗濯
洗濯の中の一部は辞めても大丈夫な家事だと思います。
家族4人分の洗濯物を畳むのにかかる、およそ20分以上の時間を自分に充てられる様になります。
洗濯には以下の6つ項目がありますが、本当にしなければならないのは【前半の3つ】です。
①素材ごとに分ける
②洗濯機を回す
③干す
④取り込む
⑤畳む
⑥家族のタンスに入れる
室内干しに変更して、ハンガーラックを室内に設置して乾かします。
乾いた物から家族に引き取ってもらうと、洗濯物の「とりあえず置き」を防ぐ効果があります。
また、子供達も自分の物を自分で管理する習慣が付く効果も期待できます。
2・手の込んだ料理
週の半分くらいは手の込んだ料理を辞めても大丈夫です。
特に料理が苦手な人にとってレシピを検索して、買い物に出掛け、材料を切って…と言う家事は時間と体力を奪われます。
料理の時間を短縮できれば、片づける時間など、別の時間に充てられるので、自分の時間を持てます。
【カット野菜などを利用】
手を抜いても外食ばかりにするのは、子供の栄養や健康の為には、良くありません。
下処理済みのカット野菜を使ったり、焼くだけに加工してある食材・食品を使う方法もあります。
半調理の食材は、時間短縮にも繋がって、野菜の皮など生ゴミも減るのでゴミを捨てる手間も環境にも良いと思います。
情報番組のテレビやサイトを利用するのも良いと思います。
3・整理整頓
美しく整理整頓をする事を辞めても支障の少ない家事です。
見た目も美しく収納する為には、畳んだり、形を整えたりと手間が掛かる作業です。
そもそも片付けが苦手な方は、元の位置に戻す事も習慣化されていません。
片づけが出来る様になってから整理整頓を目指した方が現実的です。
まずは、ゴミや不用品を捨てる、元の位置に戻す、という事に重点を置いてみましょう。
汚部屋から脱出する為のコツ
ここからは、前向きに汚部屋を卒業する為のコツを見て行きましょう。
どれも簡単・気軽に行える事なので、出来る事から1つずつ取り組んでいけば、段々と汚部屋がお部屋に変わって違いを実感してもらえると思います。
不要なモノを処分する
キッチンカウンターの引き出しの中やクローゼットの中を1度全部見てみましょう。
「何でこんなモノを?」と感じるモノが入っていたりしませんか? 把握しきれていない証拠です。
1年以上使わなかったモノは、使う機会は訪れない!と言われています。
不要なモノを見つけたら、迷わず思い切って捨ててしまうか、まだ再利用出来そうであれば、フリマサイトやリサイクルショップ、不用品回収などで買取してもらうのもおすすめです。
1度売り上げに繋がると、出品するのが楽しくなり、家も片付き収入にもなると言う一石二鳥となります。
物の定位置を決める
物の定位置を決める事は、汚れにくい家づくりの秘訣・対処法とも言えます。
物の場所を決めたら、「使ったら必ず戻す!」ようにすれば、家は汚れていきません。
子供達にもこのルールを守ってもらえる様に、収納ケースには、中に仕舞う物をテプラなどで貼っておくと、子供達だけでも片付けをする事が出来ます。
また、物の置き場所を決めておけば、床にモノが溢れる事を防ぐ事が出来ます。
物を増やさない
モノが減ってきたら、リバウンドをしない様に新たにモノを買い足すのは、なるべく避けましょう。
飛びついて買うのではなく、本当に必要なのか?と一歩足を止めて考えてみましょう。
1つ何かを購入するのならば、不要になった、もしくは不用品になる物を1つ捨てる「入れ替えシステム」を採用しましょう。
採用すると、無駄遣い防止にも繋がると思いますので、おすすめです。
ダンボールはすぐに捨てる
ついつい家の中に溜まってしまいがちなのが、宅配などで届いた際のダンボールではないでしょうか?
自治体の資源ゴミ回収日には、忘れずにダンボールを出しましょう。
各自治体よっては、資源ゴミの回収日が少なく、回収日を待っていたら、ダンボールがどんどん貯まっていってしまう!という方もいるのではないですか?
その場合は、地域にあるダンボール回収センターなどに、買い物のついでに持ち込む様にしておくと便利です。
そうすれば、家のごちゃごちゃを避けられますし、見た目もスッキリ!家を綺麗な状態に保とうとするモチベーションにも繋がると思います。
こまめに掃除をする
掃除をしても、「どうせすぐに汚れるから」と言ってなかなか掃除をしない人も多いと思います。
放置していると、カビが生えたり、汚れが取れなくなったりと、手間も時間も必要になってきてしまいます。
特に、キッチンやお風呂、トイレなどの水回りはこまめに掃除・清掃をする事で、頑固な汚れも付きにくくなり、掃除も楽に行えやすくなります。
毎日5分だけ掃除をするだけでも、綺麗な家を維持する事が出来ます。
汚部屋を本気で片付けたい!と思ったらプロに!
汚部屋をどうにかしたいけど、掃除や片づけが苦手の方も多いと思います。
その場合は、プロの業者・専門会社に依頼するのも1つの方法です。
中には、整理収納アドバイザーと言う片付けの資格を持っているスタッフの方も居られます。
掃除をしながら、きれいな部屋にするコツも教えてくれる為、片付けが苦手な方にも良いサービスだと思います。
費用・料金は掛かりますが、プロの方にお任せする事で、短時間でキレイなお部屋にしてくれる為、気持ちも満足すると思います。
その際は、見積もりを取る事を忘れずに!
そして、このきれいな状態をキープしようと思う様になると思います。
※整理収納アドバイザーとは
「整理の考え方」「整理の方法」「収納のコツ」を理論に基づき学習し、1級まで取得すると「整理収納アドバイザー」としてアドバイスをすることができるようになります。(ハウスキーピング協会 参照)