- カテゴリ:
- ゴミ屋敷清掃
汚部屋の環境で育った子供への影響は??
いつも部屋が綺麗で、片付いているのは気持ちがいいとは分かっているものの、育児に追われる日々の中では、綺麗な状態をキープするのは大変な事だと思います。
しかし、足の踏み場も無い程の散らかった部屋では、子供への影響も考えて不安になる事もあると思います。
そこで今回この記事では、汚部屋の環境で育った子供への影響は??など関連を紹介していきます。
子供に与える影響
①病気
②いじめ
③臭い
④アレルギー
⑤将来
解説
①病気
ゴミ部屋が、子供に与える影響は、想像以上にリスクが大きいものが多くなっています。
その1つが、病気になる危険性です。
ゴミ部屋の様な衛生状態が悪い部屋に住んでいると、病気になってしまう危険性が高くなります。
特に、埃が含まれているカビを吸い込んだ事によって、引き起こされる病気のリスクが爆発的に増加してしまいます。
例えば
咳や発熱などの夏風邪に似た、夏型過敏性肺臓炎が引き起こされるなど、とても深刻な病気にもなってしまう可能性があります。
他には、ゴミ部屋に住んでいると必然的に食品にカビが繁殖しやすくなってしまいます。
食品に繁殖するカビには、カビ毒を持っており、毒性がとても強くかなり危険なものです。
更に、ゴミ部屋に住んでいる子供は、ダニなどの害虫による虫刺されの被害が多く、皮膚の状態が悪くなり病気にかかるリスクも増加します。
②いじめ
家が、ゴミ部屋やゴミ屋敷という事が原因で、子供が周りの友達からいじめられてしまう可能性も高くなってしまいます。
子供が、学校や遊びに着ていく衣服にゴミの臭いが付着していたり、虫刺されがひどかったりすると、周りの友達から不潔だと思われているかもしれません。
そして、それはいじめに発展する原因にもなってしまいます。
また、友達を家に誘いたくても、家がゴミ部屋だとそれは不可能です。
結果的に、友達が減ってしまう原因にもなってしまいます。
更には、親の知らない所で馬鹿にされていて、自信を無くしてしまったり… など子供の精神状態にも悪影響を与える事になってしまいます。
③臭い
ゴミが溜まっていたり、生ものが散乱してしまっているゴミ部屋では、酷い悪臭がします。
そんな環境で生活していれば、当然子供にその悪臭が体や衣服に移ってしまいます。
悪臭がすればする程、学校ではクラスメイトが近寄らず友達がどんどん減ってしまうか、最悪の場合は友達がいなくなってしまう可能性もあります。
また、いじめの原因にも発展しかねないので、家がゴミ部屋というだけでも、子供に寂しい思いをさせてしまう原因となる可能性が高くなってしまいます。
④アレルギー
ゴミ部屋の様な衛生状態が極端に悪い環境で、生活する事で起こるリスクは、単なる病気や臭いの問題だけではありません。
ゴミ部屋に住んでいる事で、アレルギーになってしまうリスクが高くなってしまいます。
ゴミ部屋には、エサを求めるゴキブリなどの害虫が大量に発生します。
ゴキブリは、色々な病原菌を運んでくるだけでなく、糞や死骸は時間が経つと粉々に砕け散り、空気中に舞い上がる事もあります。
この空気中に舞い上がった粉末を、子供が吸い込んでしまうと、喘息やアレルギーを引き起こす原因になってしまうかもしれません。
⑤将来
ゴミ部屋で育った子供は、将来1人暮らしをした時に自分が住んでいる家、部屋をゴミ部屋にしてしまう可能性が高いです。
子供の時に育った、ゴミ部屋という環境が普通なのだと錯覚し、片付けをする習慣が身に付いていない事が原因です。
最悪の場合、片付けだけでなく、ゴミを定期的に出しに行ったり、水回りを清潔に保つなどの一般常識すらも身に付かないまま大人になってしまう可能性もあります。
将来、子供が大人になった時にゴミ部屋を作らない為にも、部屋を清潔に保てるように身をもって教育する必要があります。
つまり、親が子供を育てる環境が汚部屋にならないように片付けや身の回りの整理を心がける事が大切です。
汚部屋、ゴミ部屋になってしまう理由
子供への影響も考えて、今すぐにでもゴミ部屋を片付けたいと思っている方も少なくないはずです。
しかし、どうして自分の家がゴミ部屋になってしまったのか、その原因を知らないままでは、1度綺麗に片付けをしても再びゴミ部屋に戻ってしまいます。
ゴミ部屋になってしまう理由として、多く挙げられるのが、仕事・ストレス・離婚・面倒くさがり、後回しの4つです。
①仕事
②ストレス
③離婚
④面倒くさがり、後回し
解説
①仕事
自宅が、ゴミ部屋になってしまった理由の中でも多いのが、仕事が忙しいという事です。
仕事が忙しいと、家にいる時間も少なくなり片付けをする暇がありません。
そして、休日があっても普段の疲れを回復する為に寝たり、体を癒す事に努めるので、家の中にはどんどんゴミが溜まっていってしまいます。
また、夫婦共働きで2人共忙しいと、ゴミ部屋になってしまう可能性がより高くなってしまいます。
最低限ゴミは溜め込まず、捨てるようにして下さい。
②ストレス
ゴミ部屋になってしまう理由として、育児などへのストレスで鬱になってしまったという事もあります。
育児は、やる事が非常に多い大変な仕事です。
やる事が多すぎて、鬱のような状態になってしまう人も少なくありません。
鬱症状が出てしまうと、片付けをする気力も無くなり、その結果家の中のゴミを片付ける事が出来ず、家がゴミ部屋になってしまいがちです。
もし、鬱のような状態で、家がゴミ部屋で困っているという場合は、まずは病院など専門機関で診断を受けて下さい。
③離婚
ゴミ部屋になってしまう理由として、離婚した事による孤独感も挙げられます。
ゴミ部屋の住人は、実は母子家庭である事も多いです。
パートナーを失った事による喪失感から大きな孤独感を抱えて、自暴自棄になってしまう事も少なくありません。
その結果、部屋の片付けに手が回らず、家をゴミ部屋にしてしまうというのもかなり多く見られるパターンです。
④面倒くさがり、後回し
面倒くさがりの人、何でも後回しにする人もゴミ部屋、汚部屋を作り上げてしまいます。
全てに於いて面倒と思うのは、自分自身が何も成長していない証拠です。
そして、甘えています。
もしかしたら、爪を噛む癖を持っているかもしれませんね…。
何でも後回しにする人も、同じです。
優先順位が、どうしても低くなりやすい片付けや掃除なので、どうしても後回しにしてしまい自分自身に言い訳をしています。
生活環境で影響が…
汚部屋に住む期間が長くなると、子供に与える影響も大きくなります。
汚部屋で懸念されるのは、肉体的・精神的な悪影響です。
逆に考えれば、掃除・片付けを定期的にしていれば、子供への悪影響は無い!という事です。
①アレルギー
②メンタル
解説
①アレルギー
物が散らかったり掃除が滞ったりしている汚部屋では、埃やカビが多く、ダニやゴキブリなどの害虫も幅をきかせやすくなります。
埃と共にダニの死骸や害虫の糞などをハウスダストとして吸い込めば、アレルギー症状を発症する事もあると思います。
例えば
アトピー性皮膚炎などです。
アトピー性皮膚炎は、赤ちゃんの時に汚れた部屋で生活しているとなりやすくなると言われています。
皮膚や目のかゆみ、くしゃみ、鼻づまりなどが頻繁に起こるなら、それがアレルギーのサインです。
アレルギー症状は、深刻化すると呼吸困難を起こすなど命にかかわることもあります。
症状は、何がキッカケで現れるか分かりません。
今、現在何事もないという子供でも、安心は出来ないと思います。
②メンタル
不用品やゴミに囲まれた暮らしを続けていると、目からの情報でストレスホルモンの1つである、コルチゾールが増加するそうです。
汚部屋にいる事そのものがストレスとなる為、子供にとって部屋は安らげる場所にはなりません。
また、汚部屋では、欲しい物を直ぐに見つける事も困難です。
必要な物がすぐに出てこない… という事もストレスとなり、常にイライラしがちな子供になる可能性を秘めています。
このような状況が続けば、精神は不安定になり、やがては鬱病を発症する危険もあります。
片付けられない人になってしまう… かも…
子は親を見て育つと言われます。
そして実際、片付けられない親の元で育てられた子供の多くは、片付けが苦手になりがちに育ってしまいます。
汚部屋で育った子供には、どのような傾向が見られるのでしょうか?
①整理整頓への意識
②片付け方?
解説
①整理整頓への意識
物が散乱し、どこに何があるか分からない暮らしに慣れていれば、整理整頓について考える事もありません。
子供にとっては、部屋が汚い状態が普通の状態な為、部屋が汚い… 片付けなければ… とは思わないと思います。
整理整頓するには、綺麗に片付いた部屋のイメージが必要です。
しかし、汚部屋で暮らした子供にはそのような部屋を経験した事がない為、整理整頓を意識する事、イメージする事は困難になります。
②片付け方?
物が散らからない様にするには、物を元の場所に戻さなければなりません。
その為には、あらゆる物に定位置を決め、片付けやすいようにする必要があります。
汚部屋の暮らしに慣れている子供なら、どこに物を戻せば綺麗になるか… どこに収納すると片付くか… が判断できにくい為、片付け方が分かりません。
汚部屋にある物の殆どは定位置がなく、置きっぱなしや脱ぎっぱなしが大半です。
親が片付け方を教えないなら、子供も置きっぱなしや脱ぎっぱなしに違和感を覚えなくなると思います。
綺麗に保つ方法
汚い部屋は、子供にとって悪影響しかありません。
将来子供が片付けできない人にならないように、自宅は綺麗な状態をキープしたいものです。
子供がいると、片付けできない… という人は、子供と一緒に自宅、部屋の片付けにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
①習慣
②整理整頓と処分
③子供に…
解説
①習慣
部屋を汚部屋化させない為には、掃除を習慣づける事が重要です。
汚れが小さいうちは、掃除に手間はかかりません。
しかし掃除をサボって汚れが大きく酷くなると、汚れを落とすには手間や時間がかかります。
掃除が大変になれば、やる気が低下し、ますます掃除しなくなります。
掃除しない→ 汚れる→ もっと掃除しない という悪循環に陥り、あっという間に深刻化すると思います。
掃除を習慣づけるには、掃除の時間や曜日を決めてしまうのがベストだと思います。
長時間の掃除が負担になる人は、1ヶ所だけ、短時間だけの掃除と決めると習慣化しやすくなると思います。
定期的に掃除すれば、部屋は汚れにくく、綺麗な状態を保ちやすくなります。
整理整頓は楽しいね… 気持ちいいね… とアピールしながら掃除すれば、子供も掃除は気持ちよいものだ… と頭にインプットし、片付けに肯定的なイメージを持ってくれると思います。
②整理整頓と処分
子供の物が原因で部屋が散らかるなら、不要な子供服や玩具は処分してしまいましょう。
サイズアウトした服は、状態を吟味し、再利用できそうな物だけを残します。
まだ着れる服は、決まった数だけハンガーにかけ、状態が見えるようにしておくと、無駄に洋服が増えるのを防げます。
また、オモチャの整理や処分をする際は、子供に、必要かどうかを決めさせない方がベターです。
殆どの子供は、要・不要を感情的に判断する為、不要な物でも残したがります。
それに従っていては、いつまで経っても不要な玩具は減りません。
おもちゃを処分する際は、要る?要らない? と聞くのではなく、どれがお気に入り?と尋ねる事をおすすめします。
この時、子供がお気に入りとして選ばなかった玩具は、子供によく言い聞かせた上で、処分しましょう。
但し、子供がかなり小さい場合は、お気に入りの判断もできません。
普段の様子をよく観察し、親がお気に入りを把握しておいて下さい。
③子供に…
子供部屋は、親が片付けるのではなく基本的に、子供の責任で片付けてもらいましょう。
但し、いきなり全てを丸投げしても、子供だけでは片付け出来ません。
子供が片付けやすいように、親は下準備が必要です。
具体的には、間口の広い収納バケツを用意する、アイテムの収納場所にはラベリングしておくなどしてみてはいかがでしょうか。
こうすると片付けのハードルが下がり、子供だけでも判断しやすく片付けに導きやすいと思います。
片付けしやすい仕組みが整っていれば、未就学児でも1人での片付けは可能です。
どこに片付けると綺麗になるか… 効率がよいか… など考えながら片付ける為、続けていけば、片付けが上達します。
また、1人で出来た… ママが喜んだ… という経験が自信となり、また親の笑顔を見る為に子供は片付けに積極的に取り組むようになると思います。
コツコツと…
毎日、少しの時間の片付けで汚部屋は回避できます。
自分では中々ゴミ部屋を片付ける事ができないという場合は、業者に依頼する事も1つの方法です。
しかし、業者に依頼して綺麗にしても、何度もゴミ部屋にしてしまったら意味がないですよね。
共通して言えるのは、日々の生活の中に片付ける時間が無いという事です。
逆に言えば、毎日の生活の中で片付けをする時間を作るという気持ちが、家をゴミ部屋にしない為の第1歩になります。
1日5分でも10分でも良いので、片付けをする時間を決めておく事で、片付けを習慣づける事ができます。
片付けの習慣がつけば、家がゴミ部屋になる事も少なくなります。
再び汚部屋になったらどうなる??
汚部屋が1度綺麗になっても、それで終わりではありません。
気を抜くとすぐにリバウンドしてしまう為、継続的な努力が必要です。
万が一リバウンドして汚部屋化した場合、受けるダメージは大きいと考えられます。
汚部屋にリバウンドすると、どんなデメリットがあるのでしょうか?
①自己嫌悪
②掃除が更に…
解説
①自己嫌悪
部屋が再び汚部屋化すると、片付けられなかった… という現実に打ちのめされます。
自分はやっぱりダメなんだ… と自己嫌悪が深まり、精神的なストレスが増加するかもしれません。
頑張って片付けたのに、また汚くなった… と考えれば、自分の不甲斐無さやだらしなさに落ち込んでしまうかもしれません。
②掃除が更に…
1度は、汚部屋脱出に成功したのに、また汚部屋化したという事実は、掃除の苦手意識を高めます。
綺麗にしたのに、また汚部屋化してしまった… という経験が、片付けを無意味に感じさせます。
片付けなければ… という意識が働いても、汚部屋に逆戻りしたという事実が思い起こされる為、片付けに消極的になってしまいます。
掃除習慣
部屋が汚部屋にならないようにするには、掃除の習慣を身に着ける事が重要です。
日々の掃除や物の管理を徹底すれば、汚部屋になりにくい部屋になります。
また、部屋に人を入れる機会が多ければ、部屋を綺麗にするモチベーションにも繋がります。
①小まめに
②物を
③定期的に
④依頼
解説
①小まめに
こまめな掃除は、汚れが溜まるのを食い止めます。
部屋の汚れが小さい内は、掃除や片づけにさほど手間はかかりません。
ところが汚れが大きくなると、それを解消するにはより多くの手間や時間がかかります。
片付けしないから汚れが溜まる→ 汚れが酷いから片付けしない という悪循環が生まれ、汚部屋化は一気に進行してしまいます。
この悪循環を防ぐコツが、こまめな掃除です。
無理な計画、自分に合わないやり方は長続きしない為、1日数分だけ、数日置き、など自分に合った方法で作業するのが、継続できる方法だと思います。
定期的に掃除すれば、やがては掃除が習慣化していきます。
掃除が当たり前になれば、苦痛も苦労も感じずに、綺麗な部屋を維持出来ると思います。
②物を
汚部屋化を防ぐ有効手段の1つが、物を減らす事です。
物が多いと収納しきれなくなり、置きっぱなしや出しっぱなし、とりあえず置きが増えてしまいます。
すぐに片付ければ良いですが、放置すれば、すぐに汚部屋になってしまいます。
収納できない物が増えた… どこに収納したらよいか分からない… など感じたら、今ある物の再チェックが必要です。
今、現在必要ない物は処分し、本当に使う物だけを残しましょう。
また、片付けやすい部屋にするには、部屋にある物の全体量を調整しなければなりません。
その為には、物を捨てる事と共に、物を部屋に入れない、増やさない事も重要です。
安いから… お得だから… と安易に物を購入せず、部屋に入れる物はしっかり吟味して選んで下さい。
③定期的に
人を招くと片付けしようという気分になる… というのは人間の心理です。
綺麗な部屋をキープするなら、定期的に人を招くといいと思います。
人を部屋に招くメリットは、片付けに気合が入る… 片付けのリミットが決まり具体的な片付け方を考えるようになる… などです。
定期的に人を招けば、その度に部屋は綺麗な状態に戻ります。
たくさんの人を招けば交友関係が広がり、孤独を感じる事もなくなります。
いつでも人を呼べる部屋をキープすれば、生活そのものが快適になると思います。
④依頼
最終手段は、業者に片付けを依頼して、片付いた部屋を維持する方法です。
綺麗に片付いた部屋なら、キープしやすいと思います。
業者によっては、質問に答えてくれる業者もあるので、分からない事、片付けのコツなどを聞いて、今後の役に立てられると思います。