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2023.12.18

汚部屋化する実家!原因追究!解決方法とは…

実家が汚部屋化に進行中… どうすればいいんだろう… と悩んでいる方もいるかもしれません。

いずれ訪れる実家の問題。

進行すれば、ゴミ屋敷に変貌を遂げる事は間違いないです。

親が元気な内に処理出来る事は、処理しておきたいものです。

それに加えて汚部屋になっていたら、片付けする時に大きな負担になりますね。

そこで今回この記事では、汚部屋化する実家!原因追究!解決方法とは… など関連を紹介していきます。

主な原因

①物が劣化しても捨てずに溜めている

②必要or不必要の判断力低下

③体力的に衰えている

④セルフネグレクト

解説

①物が劣化しても捨てずに溜めている

1つ目の原因は、物が劣化しても親が捨てずに溜めている事です。

物によっては、長い期間放置して劣化すると変色したり、異臭が発生したりします。

こうした状態であっても親が捨てずに溜めこんでいると、その物で溢れて実家が汚くなるのです。

親が物を捨てずに溜めてしまうのは、物は捨てずに大切に残すという価値観を持っている事が一因と考えられます。

高齢の親世代は、若い頃に戦後やオイルショック後に生じた、物不足、高度経済成長期で欲しいものが買える時代を経験している人が多い傾向にあります。

物を買えるのは、親世代にとっては幸せな事であり、買った物は捨てずに残しておくのが良いとされた背景があります。

勿論、こうした価値観を切り替えた高齢の方もいます。

しかし、実家が汚くなる原因には、親自身が物を大切にする強い価値観が背景にある事は理解しておきたい所です。

②必要or不必要の判断力低下

2つ目の原因は、親が物を必要かどうかを判断する力が鈍くなる事です。

判断力が鈍くなる一因には、加齢による認知機能の衰えがあります。

60歳を過ぎると認知機能が低下していく事を、高齢期における健康情報を発信している公益財団法人 長寿科学振興財団は、認知機能の老化で言及しています。

・現状の認識

・物事の学習

・物事の記憶

・物事の解決方法

物が多いという現状を認識しにくくなったり、その現状をどうすれば解決するかを考えられなくなったりします。

認知機能の衰え具合は、個人差がある為、高齢の親全員が認知機能が衰えて判断力が鈍くなる訳ではありません。

しかし、こうした高齢の方に見られる認知機能の低下によって、物が必要かどうかの判断力が鈍くなっていき、実家が汚くなる事もあるという現状を知っておく事は大切です。

③体力的に衰えている

3つ目の原因は、片付けや掃除をする親の体力が衰えてしまう事です。

片付けや掃除、整理整頓をする体力が衰えてしまうのは、加齢によって筋肉量が減るからです。

高齢になると筋肉を構成する筋繊維が減ったり萎縮したりして筋肉量が減る事を、公益財団法人 長寿科学振興財団は、運動機能の老化で言及しています。

筋肉は、体を動かす役割を担っている為、高齢になって筋肉量が減るとその役割は発揮されにくくなります。

体を動かす力が無くなれば、片付けや掃除をしたいと思っても体力の衰えが原因で途中で疲れてしまう為に、実家に物が溢れて汚くなってしまう事もあります。

④セルフネグレクト

4つ目の原因は、親がセルフネグレクトになっている事です。

※セルフネグレクト_(自己放任)_ 病気やショックな出来事が原因で、セルフケアが出来なくなり住環境の悪化を招いてしまう状態。

2010年内閣府が行った調査で、高齢者のセルフネグレクト件数は、1万1000件とされています。

【特徴】

・部屋を掃除しない

・お風呂に入らない

・食事を十分に摂らない

・体調不良になっても病院に行かない

片付けや掃除といった家事を含め日常生活に関するあらゆる事が無関心になるのが、セルフネグレクトです。

内閣府の2010 年度内閣府経済社会総合研究所委託事業の報告書、セルフネグレクト状態にある高齢者に関する調査―幸福度の視点からでは、セルフネグレクトに陥った高齢者が住む家の環境の調査結果が公表されています。

セルフネグレクトに陥った高齢者が住む家の清潔度について、以下を基準に5段階評価した所、一番衛生状態が悪い5と判定された事例が最も多かったようです。

【清潔度】            【状態】

  5(最も悪い)_       とても汚い、洗っていない皿、ゴミ、糞がある

     :

  1(最も良い)_        清潔で、不衛生な状態の痕跡がない

セルフネグレクトに陥った高齢者が、全てに該当する訳ではありません。

しかし、実家が汚くなる原因には、高齢者が陥りやすいセルフネグレクトが関わる事もあるという現状を理解する事は重要です。

起こり得るリスク

実家を汚いままにしておくと、どのようなリスクが生じやすくなるのでしょうか。

そのリスクとして挙げられるのが、主に次の3つです。

①生活環境が

②安全に

③必要な物を

解説

①生活環境が

1つ目のリスクは、親の生活環境が悪くなる事です。

物やゴミを捨てずに家に溜めておくと劣化していき、以下のような不衛生な環境を作り出す事になります。

・異臭

・カビ

・害虫

家が、不衛生な環境になると細菌やウイルスが発生し、アレルギー症状や感染症などの病気を起こしやすくなります。

特に、親が高齢であると、加齢によって免疫力が低下していく為、病気を発症する確率が高くなります。

免疫力が低い状態で、病気にかかってしまうと治りにくく、回復まで時間を要するので注意しなければなりません。

親にいつまでも元気に暮らしてもらう為にも、実家を汚いままにしておくのは避けたい事です。

②安全に

2つ目のリスクは、親が安全に暮らせなくなる事です。

実家が大量の物で、溢れ返って汚くなっている場合、その状況が親にとって危険となります。

その理由は、以下のような事故が家で起こる恐れがあるからです。

・床に置いてある物に躓いて転倒し、怪我や骨折など場合によっては重傷を負う

・災害時に床に置いてある物が障害となり、逃げ遅れる

・棚やテーブルなどに、置いてある物が落下して、怪我をする

・災害時に、棚やテーブルなどに置いてあるものが落下して、それが障害となって逃げ遅れる

家での事故の要因は色々ある為、家が物で溢れて汚くなっている事自体が、事故が起こる最大の要因とは限りませんが、物が溜まっていると重大な事故を引き起こす恐れがある為に、家での事故の一因にはなり得ます。

高齢の場合、何気ない転倒や軽い怪我でも入院しなければならなくなったり、寝たきりになってしまったりする事もありえますので注意しなければなりません。

実家を汚いままにしておくのは、親が家での事故によって重症化しない為に避けたい事です。

③必要な物を

3つ目のリスクは、必要な物が必要な時に見つけられなくなる事です。

物で溢れ返っていて汚くなっている = 物が整理整頓されていないと言えます。

この様な状態だと、何処に何が置いてあるか分からない為、物を探すのに手間と時間を要する事になります。

今すぐ必要では無い物だったり、親が置き場所を覚えていれば問題ないですが、すぐに必要な物の場合、見つからないと必要な時に手元に置く事ができません。

それだけでもストレスになり、見つかるまで家中を探し回る事になると思います。

物を探すだけで体力を使い、親が高齢の場合は、更に体力が消耗して大きな負担になるはずです

また、物によっては、印鑑や預金通帳といった貴重品は、見つからないと再度購入したり、手続きをしなければならなかったりと、後々手間のかかる事をしなければならなくなります。

必要な物を必要な時に使えるようにする為にも、実家を汚いままにしておくのは避けたい事です。

課題

汚部屋化してしまった実家を片付けるのは、簡単にできる事ではありません。

元々子供世代も同居していた家ならスペースも広く、掃除にも時間がかかります。

ゴミの量が多く、1度に処理しきれない事もあると思います。

また、1番の難関の親の説得が上手くいかなければ、片付けてもすぐに元通りになってしまったり、逆鱗に触れて片付け自体が中止になってしまう恐れがありますので、注意が必要です。

①説得

②時間

③量

解説

①説得

実家の片付けで1番大変なポイントは、親の説得です。

子供がいくら注意して怒っても、親の機嫌を損ねるだけになってしまいます。

実家とはいえど、親と一緒に住んでいないのであれば、その家は自分の家ではなく親が主体となって住んでいる家です。

怒るのではなく、親の体や状態が心配な事をアピールするなど、関係を悪化させないように言葉に注意して下さい。

親の生活のしやすさを考えている… という事が説得の中で伝われば、家の片付けと掃除に納得してくれる可能性が高まるかもしれません。

親との関係が悪化すると、片付けようにも手が出せません。

親自身が、積極的になってくれる事が望ましいですが、一先ず一旦、片付けるだけでも同意してもらえるよう説得してみて下さい。

1度綺麗な部屋で過ごせば、気持ちが変わる事もあると思います。

②時間

例えば

3世代に渡って住んでいたような大きな家では、散らかってしまった時も掃除、片付け、捨てる作業が大変です。

1人暮らしなら片付ける範囲も少ないですが、部屋の数が多い実家ではその分掃除に時間を要します。

たまに実家へ帰った時に片付けを手伝うくらいでは、なかなか掃除が終わらないかもしれません。

特に、部屋が完全に散らかってしまってからだと、労力も余計にかかります。

③量

部屋数が多く広い家が散らかると、その分処分するゴミも多くなります。

スペースが広い為、散らかるまで放置していると、出てくるゴミだけで処理が大変です。

自治体の回収では、積みきれない様なゴミが出てくるなら、業者に処理を依頼しなければいけません。

自力で運び出せないような大型ゴミも、業者なら運び出してくれます。

一緒に片付けポイント5

①自分の荷物を…

②片付けの目的、目標

③整理整頓してから…

④1部屋ずつ

⑤生活習慣を優先

解説

①自分の荷物を… 

実家に自分の荷物がある場合は、まずそれを片づけましょう。

自分の物を片づける事で、親に片付いた暮らしやすい部屋をイメージしてもらう事ができます。

②片付けの目的、目標

家が物で溢れていると、躓いて転んでしまうなど怪我のリスクも高まります。

親がなかなか片付けをしたがらない… 物を捨てたがらない場合は、とにかく、親が安全で快適に暮らせる場所を作るという目的を伝えましょう

その上で、特に物が多く危険な場所や整理すべき部屋を把握、どの部屋をどこまで片づけたらよいか、などの目標を作業前に決めていきます。

【片付けるべき場所のチェックリスト】

・廊下やリビングなどの部屋の床が見えるか

・生活動線上(床)に物は置いていないか

・タンスや本棚から物が落ちそうな状態でないか

・物によって床に躓きそうな段差はないか

・消費期限切れの食品は置いていないか

・不要な日用品が溜まっていないか

・貴重品や必要なものはすぐ取り出せるか   …など

③整理整頓してから…

実際に片付けを始める際は、まずは物を片付けてから掃除をする事を心がけて下さい。

物を動かす度に汚れ、埃などが出てくるので、その都度掃除しているとなかなか片付けが進まなくなってしまいます。

④1部屋ずつ

実家を片付ける際は、1部屋ずつ片付ける事をおすすめします。

一気に片付けようとすると、家中片付けられていない物で溢れてしまい、日常生活を送れなくなる可能性もあります。

今日はこの部屋を綺麗にする… など目標を立てて行う事で、着実に片付けが進むのでモチベーションも上がります。

⑤生活習慣を優先

実家で生活するのはやはり親なので、親が過ごしやすいように片付ける事を重視して下さい。

使用頻度の高い物の場所を勝手に移動してしまったりすると、どこに何があるのかわからなくなってしまう… など、生活がしにくくなってしまいます。

親の生活習慣を変えないように、親とコミュニケーションを取りながら片付けるようにして下さい。

失敗無く片付けを進める方法

親を説得し実家の片付け、掃除を納得してもらえたら早速取り掛かりたい所ですが、手順を間違えると失敗に終わる恐れがあるので注意が必要です。

自力で片付け、掃除が出来るかを判断

まず、実家を自力で片付け、掃除できるかを判断して下さい。

実家の物の溢れ具合や汚れ具合によっては、自力で作業すると綺麗になるまでに手間や時間を要したりして、最悪の場合は改善しない恐れがあります。

そうなると、親の生活環境は整いません。

なるべく早く親の生活環境を整える為にも、実家の状況を見て自力で片付け、掃除できるかを判断する事は重要です。

自力で出来る場合

①計画

②仕分け

③掃除

④貰って帰る

解説

①計画

実家の片付けと掃除の計画を立てましょう。

計画を立てる事でやるべき作業が可視化されて、片付けと掃除がスムーズに進むと思います。

実家の片付けと掃除の計画を立てる時のポイントは、2つです。

1・片付けと掃除の部屋数が、複数の場合は、1日1部屋

2・1日1部屋のペースで、片付けと掃除が出来ない場合は、その日に終わらせたい作業目標を決める

1・片付けと掃除の部屋数が、複数の場合は、1日1部屋

対象となる複数の部屋を一気に片付けと掃除しようとすると、物が多く散らかっている状態を目の当たりにしてやる気が失せてしまう恐れがあります。

親が高齢であると片付けや掃除をする体力も低下している為、一気に複数の部屋に取り組もうとする事は、親にも大きな負担をかける事になります。

片付けと掃除のやる気を出し、親に大きな負担をかけないようにする為にも、今日はリビングルーム、明日は寝室といったように1日1部屋ずつ片付ける計画を立てるのがおすすめです。

2・1日1部屋のペースで、片付けや掃除が出来ない場合は、その日に終わらせたい作業目標を決める

1日1部屋片付けられそうにない場合は、その日に終わらせたい作業目標を決めましょう。

今日はリビングにある物の仕分けだけでも終わらせる… といったように、どの部屋でどのような作業をするかを設定するのがおすすめです。

その作業目標は細かく決めると良いと思います。

細かい目標の方が達成しやすく、その達成感も得られて片付け、掃除のモチベーションも上がりやすくなると思います。

②仕分け

片付け、掃除の計画を立てたら、対象となる物を仕分けて片付けていきます。

1・必要・不必要・保留

2・不必要と判断した物を処分

3・必要と判断した物を仕分け・収納

親が高齢であると、物に対する思い入れが強い傾向にある為、必要と不必要の2択にしてしまうと迷いが生じて片付けが進まなくなったり、子供と意見の食い違いが生じて喧嘩になったりする恐れがあります。

保留を設けて3択にすれば、後でどうするかを考えられる機会を親に与えられる為、精神的に負担をかける事が少ないと思います。

【判断基準】

必要 _ ・今使っている

     ・近い内に必ず使う

     ・今の生活に必要     …など

不必要 _ ・劣化して使えない

      ・1年以上使ってない

      ・最後に使ったのを覚えていない    …など

保留 _ ・判断に迷う

     ・1年以内に使う機会があるかも    …など

【不必要と判断した物を処分】

不必要とした物は、その物の状態を見て処分をしていきます。

・劣化して使えない _ ・各自治体のゴミ回収方法に従って処分

・使える  _  ・フリーマーケット、インターネット・オークション等で売る

         ・身内や友達に譲る

         ・売ったり、譲ったり出来なければ処分

賞味/消費期限切れ食品や劣化している詰め替え用ボトルといった物は、自治体のゴミ回収方法に従えば問題ありませんが、家具や家電など物によっては自治体で独自の回収方法が決まっています。

こうした物は、処分費用が発生する事もある為、必ず事前に確認して処分するようにして下さい。

【必要とした物を整理、収納】

種類ごとに整理すれば、使いたい時に出し入れがしやすくなります。

収納方法としておすすめできるのは、収納ボックスや収納ケースといった収納グッズを使う事です。

収納グッズを使えば収納場所が決まる為、物が部屋に散らかる事は少なくなると思います。

収納グッズは、100円ショップやホームセンターで購入できます。

収納する物の大きさや色を合わせる等、統一感を出して揃えると見た目も片付いている様に見えます。

【保留】

半年から1年ぐらい経ったら、保留した物を見直して下さい

見直した時に、使っていない、もしくは要らない、不用品と判断された物は、処分対象にして下さい。

③掃除

片付けが終わったら、掃除をしましょう。

物の片付けが終わると、その物が原因で掃除できなかった場所の汚れが見つかります。

片付けが終われば家はスッキリしますが、それで終わりにするのではなく、親に衛生的な生活環境を提供する為にも片付け後の掃除は重要です。

掃除は、部屋の奥・上から掃除していく事です。

部屋の手前・床から掃除していくと、掃除した部分が汚れる恐れがありますが、汚部屋状態の場合は、動線確保の意味で、手前、床から掃除をするのがポイントです。

片付けた後は、掃除する場所を順番に決めて綺麗にしていきましょう。

④貰って帰る

捨てたい物を貰って帰るのも効果的です。

例えば

「これ、貰っていい?」と聞いて、持ち帰る方法が代表的です。

勿体ない精神が強い両親であれば、「あなたが使いたいなら… 」と譲ってくれる事もあります。

一気に片付ける事はできませんが、多少は物量を減らせると思います。

自力で出来ない場合

自力で実家の片付けと掃除ができない場合は、家の片付けサービスを提供している業者に相談するか、依頼するのがおすすめです。

但し、親の許可は必要です。

実家住まいの親の許可なく勝手に捨てた事がトラブルになった場合、酷い場合だと、損害賠償請求や器物損壊罪などが、問われる可能性もあります。

片付けサービスの内容は、業者によって異なりますが、以下のように片付け、掃除だけでなく依頼者の負担を軽減するサービスまで提供している業者もあります。

・物の仕分けも対応

・片付け依頼で、部屋の清掃とゴミの処分まで行う

・不必要となった物の買取りや回収(買取り対応業者であれば、買い取り額が作業費用から差し引きされる)   …など

費用、料金は発生しますが、良心的な価格で高品質な片付けサービスを提供している業者もある為、検討してみて下さい。

生前整理業者とは…

生前整理業者というのは、生きている内に身の回りの物を整理する事を専門とする業者の事です。

生前整理は自力で行えますが、実際に取り組むと何から始めたら良いのかが分からなくなり、なかなか進まない事もあります。

そんな生前整理を本人に代わって行ってくれるのが、生前整理業者です。

【生前整理業者の対応範囲は…】

・物の必要・不必要の仕分け

・不要品の買い取り、回収、処分

・貴重品の捜索

・家の簡易清掃(無料)

・ハウスクリーニング

・消臭作業        …など

業者によって内容が異なる事もありますが、上記を見てお分かり頂ける様に、生前整理業者は物の仕分けから掃除まであらゆる作業に応じてくれます。

片付け、掃除でトラブルにならない為に…

①意向を尊重

②否定的

③安全と生活動線

解説

①意向を尊重

親の意向を尊重しながら片付け、掃除をする事です。

親が高齢である場合、その世代は物を捨てずに残そうとする傾向にあります。

この先、全く使う機会のないと分かっている物や明らかに不必要な物は処分すべきですが、それ以外で子供側が不必要と感じている物を処分しようとすると親と揉める恐れがあります。

子供にとっては不必要でも、親にとっては必要な物もあるからです。

実家といっても、片付け、掃除するのは親が住んでいる家ですから、子供が主導権を握って一方的に進めるのは、あまりおすすめできません。

子供が、主体となって動かないと実家はなかなか片付かないと思うかもしれませんが、片付け、掃除する時は住んでいる親の意向を尊重する事を忘れないで下さい。

②否定的

注意点は、親に否定的な言葉を投げない事です。

物を捨てない親世代は、思い入れがあれば物がどのような状態になっても大切に残そうとします。

そんな物に対して、子供が否定的な言葉を投げてしまうと、親を悲しませてしまいますし、最悪の場合は喧嘩に発展してしまう恐れがあります。

「もうボロボロなんだから捨てな!」「こんなに汚れているんだから要らないでしょ?」

親は、思い出があって物を捨てずに残している場合が多いです。

その思い出を否定する様な言い方や言葉は、避けて下さい。

もし、どう考えてもこの先使う機会がなかったり、劣化していて使えなかったりすると思う物は、片付けて欲しい旨を伝えるのがポイントです。

例えば                 【伝え方】

「もうボロボロなんだから捨てな!」  ・提案するように伝える→ もう使えそうにないから捨てたら?

                   ・リスクを伝える→ 捨てないと躓いたりして怪我するかもしれないから捨てない?

                   ・メリットを伝える→ 引っ掛かたり、転ぶかもしれないし危険だから捨てない?

                                                        …など

親が片付けに前向きになってくれるのが1番なので、意欲的になってもらう為にも、言葉に気を付けながら進めていきましょう。

 

③安全と生活動線

親の安全と生活動線を考慮する事です。

子供側の視点で実家を片付け、掃除をしていくと、当事者の親にとって安全ではなく、生活しにくい環境になる恐れがあります。

実家の片付け、掃除は、親が安全に生活しやすいようにする為に行う事を忘れてはなりません。

例えば

・物を入れた収納グッズは、躓いて転倒の危険がない場所に置く

・親がよく使う物は、目が付きやすい所へ、高い場所などに置かない

・親がよく使う物は、取り出しやすい位置に収納する        …など

といったように、親の安全と生活動線を考えて片付け、掃除をしていくようにしましょう。

親に、どこの場所に物があったら使いやすいかを確認しながら進めていくのもおすすめです。

話し合う

実家に住んでいる親が納得していないままだと、すぐに汚部屋に戻ってしまいます。

無理矢理片付けると反発され、更に散らかる事にもなりかねません。

ピカピカになるまでは必要ありませんが、最低限ここまでは片付ける… など汚部屋に逆戻りしないように話し合いをして、対策をしておきましょう。

親の体や精神面の問題から片付けられない場合は、手伝う事も必要です。

汚部屋状態のまま放っておくと、親がいなくなった後に結局大変な思いをして片付けるのは子供側です。

なるべく親が元気な内に汚部屋を片付けておけば、お互いに快適に暮らせます。

意見が合わない事も多々あると思いますが、譲歩しながら片付け、掃除を進めていきましょう。

私はあなたの協力者

家族、親子の間柄だからと何も配慮なく言葉を投げてしまいがちですが、否定や意見の押し付けは親から反発を買う原因となります。

実家を片付けていない事で親の立場からすると、一方的に責められる… 信頼関係がない… といった心理状態では、なかなか理解を得られず説得に応じてもらえません。

まずは、親の話を聞き本音を聞く事が最優先となります。

その上で、自分はこの状況を何とか改善したいと思っている… 汚部屋状態の実家の片付けに協力したい… と真摯に向き合う姿勢を見せる事が状況を改善する重要なポイントとなります。

早く片付けを終わらせたい時も…

汚い実家を早く片付け、掃除して綺麗にしたいのであれば、始めから業者に依頼してしまうのもおすすめです。

ゴミが多いと、片付け作業は重労働になります。

また、片付け始めると、ずっと使っていない家電や、押し入れにしまっていた健康器具など、重たくて運び出せない物がたくさん出てくるかもしれません。

買取りも行っている業者であれば、処分したい物の中に売れる物があれば買い取ってくれます。

価値のある商品が見つかれば、片付け作業にかかる費用から減額される事になります。

その際、商品が売れた時は、両親に「◯◯がいくらで売れたよ~ 」と報告してあげてください。

片付ける事がお宝探しの様で楽しくなり、モチベーションも上がると思います。

メリット

・空きがあれば、即日対応

・実家が遠方でも、立ち合い無しで対応

・数時間で、片付け、掃除に応じ、綺麗にしてくれる    …など

業者によって異なりますが、依頼者のニーズに合わせて実家の片付けと掃除を即日で行ってくれる事もあります。

物で溢れて汚くなり、いつ事故が起きてもおかしくない状態の実家でも、早く親に安全な生活環境を提供できます。

依頼者の立ち会い無しで、片付けと掃除を行ってくれる業者もあります。

実家が遠方の場合は、片付けと掃除に伴って帰省する日を調整しなければなりませんが、業者に依頼すれば日程を気にする事なく実家を綺麗にする事が可能です。

部屋の状況によっては、数時間で片付けと掃除に応じてくれます。

業者は、片付けと掃除のプロですから、依頼すれば汚いと感じる実家をあまり日を置かずに綺麗な状態に変えられます。

勿論、まずは実家を自力で片付け、掃除できるかを状況を見てから業者に依頼するのも良いですが、なるべく早く汚れた実家を綺麗な状態にしたいのであれば、始めから業者に依頼するのも1つの方法です。

デメリット

費用、料金がかかる事です。

【料金相場】

1R・1K  _  ¥3万~8万

1DK    _  ¥5万~12万

1LDK   _   ¥7万~20万

2DK    _  ¥9万~25万

2LDK   _   ¥12万~30万

3DK   _    ¥15万~40万

3LDK  __    ¥17万~50万

4LDK以上  _   ¥22万~60万    ※あくまでも目安です。 

検索して見つけた業者が、作業内容に対して相場より料金を多く上乗せしていないかを確認しなければ、悪質な業者に依頼してしまう恐れがある為、注意して下さい。

そのためインターネット等で数社(最低でも3社)に見積もりを取ってもらうのがコツです。

自分自身が、安心できる業者を選んで下さい。

捨てるが先… 考えるのが後…

汚部屋が、なかなか片付かない家は、考えすぎて結局捨てられていない場合が多いです。

捨てるが先… 考えるのが後… という片付けの鉄則が、意外とできないのです。

理想の暮らしを考える前にとにかく捨てなければ、何も始まらないのです。

捨てる事は、物事の優先順位を決める事です。

捨てて、捨てて、捨てて、捨てて… その先に残った物こそが、その家に本当に必要な物、その家の価値観に合った物です。

そういう意味では、捨てる事で、あえて理想の暮らしを考えなくても、自ずと自分の部屋のスタイルが決まってくるとも言えます。

親世代の方は、頂き物や勿体ない事で物を捨てられず、溜め込んでいる方が多いです。

結果、自分は何が好きなのかもあまり考えないまま、貰ったから… 何かに使えるから… という理由で、奇抜なこたつ布団や柄物の掛け布団など、派手なインテリアに囲まれた部屋で暮らしている方もいます。

しかし、要らない物を捨てた結果、部屋の趣味が驚く程シンプルに変わっていきました。

捨てる事によって、ほんの少しですが自分にとって大事な物が分かると思います。

 

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